2021/11/01

ヘッドレス・コマースとは

当記事では、ヘッドレス・コマースとは何か?これまでのECシステムとの違いや、メリット・デメリットを解説します。

ECサイトを運営していくにあたり、今後主流となっていくであろうヘッドレス・コマース。シバケン合同会社が提供するサービスの特徴もぜひ参考にしてください。

ヘッドレス・コマースとは?

UI(ユーザー・インタフェース、顧客接点)に関する機能とバックエンドに特化した機能を切り離したECシステムのこと。

ECシステムがUIを司るフロントエンドと、機能やデータを司るバックエンドに分かれるため、最新のテクノロジーや手法を駆使したフロントエンドを自由に採用でき、よりリッチなUXを提供することが可能になるのです。

デザインが限られている、データ管理がしにくいなど、ECサイトがもっとカスタマイズできれば…と思っている方は少なくないでしょう。

そんな従来のECシステムの問題点を解決するのが、『ヘッドレス・コマース』です。

従来のECシステムの問題点とヘッドレスが生まれた背景

従来型のECシステムはフロントエンド(UI)とバックエンド(管理機能)が渾然一体としたかたちで提供されてきました。

日本においてはEC-CUBEやグローバル市場でのMagentoといったECシステムと、WordPressをはじめとするCMS(コンテンツ管理システム)が、それぞれ独自の進化を遂げたことが使いにくさの原因になってしまったようです。

ECシステムとCMSの互換性

ECシステムにCMSを内在しているものもありましたが、CMS専用のシステムと比べて機能性やデザインの自由度は劣っているのが実情。 望むUIを実現するには、ECシステムに付随するCMSを、なんとかカスタマイズすることが当然でした。

その結果、ECパッケージベンダーやそれを導入するSI企業にロックインされやすくなり、数年ごとにECシステムのリプレースを繰り返す状況に陥ることも。

このように、ECシステムのCMSをカスタマイズするには、ECシステムそのものにも精通する必要があり、結果的にECシステムのUIをカスタマイズするのは困難である時代が続きました。

ヘッドレスコマースの登場

この状況に変化が訪れたのはスマートフォンが普及されるようになってから。次々とEC機能を持つスマホアプリも多く開発されるようになりました。

スマホとブラウザに対応するため、当初は別々にシステムを構築していましたが、似たような機能をそれぞれ開発するのはいかにも非効率なため、当然ながらシステムを一元化したい要望は高まっていったのです。

またECサイトも実店舗(そこで使用されるPOSシステム)も、商品を顧客に販売するという意味では同様の機能を提供しているため、システムを統合したいというニーズも高まっていきました。

このような状況下で、UI(ユーザー・インタフェース、顧客接点)に関する機能を切り離し、バックエンドに特化した機能だけを提供する『ヘッドレス・コマース』という概念が登場するに至ったのです。

ヘッドレス・コマースのメリット・デメリット

そんなヘッドレス・コマースを導入する際のメリットや、課題を解説します。

メリット

ECシステムがUIを司るフロントエンドと機能やデータを司るバックエンドに分かれるヘッドレスコマースでは、バックエンド内部に関する仕様にフロントエンドは直接影響を受けにくい構造に。 最新のテクノロジーや手法を駆使したフロントエンドを自由に採用できるため、よりリッチなUXを提供することが可能になります。

デザインの柔軟性

また、既存のサイトにEC機能を後から追加する場合であっても、フロントエンドのデザイン(HTMLやCSS)をほとんど変える必要がありません。

システム・データ管理のしやすさ

さらには、システムをヘッドレス化しておくことで、たとえば後から自社アプリを提供したりGoogleショッピング等の外部サイトに商品を掲載したりといったことも容易になります。

ヘッドレスコマースの課題

市場の変化やテクノロジーの進化は驚くほど早い今。流行にいち早く対応していこうとするのであれば、今後はヘッドレスコマース一択とも考えられますが、一方でヘッドレス化する上で課題も残されています。

普及率の低さ

まずは、ヘッドレスコマースに対応しているECシステム自体が少ないこと。 ヘッドレスではフロントエンドの自由度が高い分、バックエンドの設計(特にAPIと呼ばれる、フロントエンドとバックエンドを結ぶ共通インタフェースの設計)が難しいのが課題です。

高額で導入に踏み切れない

次に、こうしたECシステムは実際に使ってみるまで判断できにくいことがネックであること。有能なECシステムであればあるほどその導入費用も高額になり、なかなか踏み切れないのではないでしょうか。

人材不足

第三に、ヘッドレスに知見・経験のあるシステム会社やデザイン会社が少ないこともヘッドレス化の普及を妨げる要因となっています。

優秀なバックエンドシステムほど高い専門知識が要求されるため、エンジニアの確保が困難で、結局は従来型のECシステムに落ち着いてしまうといったケースも少なくありません。

シバケン合同会社のヘッドレス・コマースの特徴は?

シバケン合同会社のヘッドレスコマースは、最先端のECシステムを安価で提供。前述の課題をカバーする内容で、経験豊富なコンサルタントのサポートを受けることができます。

安価に導入を始められる

完全従量課金でのお試しが可能。システムが稼働し、実際に売上が発生するまでシステム費用はいただいておりません。

多用途に適した設計

キャンペーンECサイトやポップアップ型のECショップ、イベントのチケット販売や予約サイトの構築といった用途にも適しています。 その一方で、大規模かつ本格的なECサイトの構築にも耐えられるようにデザインされており、リプレースなしで長く使うことを意図した設計となっています。

熟練のコンサルタントがサポート

業界経験の長いコンサルタントがシステム導入やパートナー探しをサポートしています。 システムを作る場合も使う場合も人による部分が大きく、信頼できる人材のネットワークが事業推進を可能にするのではないでしょうか。

カスタマイズ柔軟なECシステムで効果的な運営を

シバケン合同会社では、カスタマイズ柔軟でデータ管理もしやすいECシステムを提供しています。

これまで思い通りにECサイトが構築できなかった方、従来のECシステムに不満があったり限界を感じている方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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